新宿で働く人材業界ビジネスマンのブログ

人材業界ビジネスマンの視点から、業界のこと、仕事のこと、キャリアのこと、健康のこと、ランニングの事など、忖度せず思いのままに綴っていこうと思います。※本ブログに記載の内容は私個人の私見であり、所属団体や会社の見解ではありません。

蒙古タンメン中本とラーメン二郎の共通点には「ハマる」カラクリがあった

f:id:yusk-d:20180601185551j:plain

 

私は、ラーメンが好きだ。

私は、ラーメンが大好きだ。

 

 

20代後半、ラーメン食べ歩きにハマりすぎて体重を10キロ増やした。

今はそれに懲りて、ラーメンを控えている。

が、蒙古タンメン中本だけはやめられない。

今日のお昼も食べてしまった…

 

蒙古タンメン中本、とは言わずと知れた東京を中心展開する、激辛ラーメンチェーンである。

 

蒙古タンメン中本~Wikipedia

http:// https://ja.m.wikipedia.org/wiki/蒙古タンメン中本

 

特徴は一味唐辛子を大量に加えた激辛スープと太い麺、および他店にはあまり見られないメニュー名にある。メニューの大半は辛い料理だが、辛いものが苦手な人や家族連れで来店した際に同伴の小さな子でも安心して食べられるような全く辛くない物も少数だが存在する。また、「北極ラーメン」や「冷し味噌ラーメン 」等の極度の辛さのメニューには「初めての方はご注意ください」と警告文が併記されている。 

  

週2〜3のペースで通ってしまう中毒性。

 大好きなのは、新宿店のゴモミ(五目味噌タンメン)野菜大盛り+麺少なめ。

野菜を増し、麺(糖質)を減らす事で心の中の罪悪感を減らすという、モラトリアムな一杯。

 

 

蒙古タンメン中本」と「ラーメン二郎」の共通点

 

根強いファンが多い事で有名な中本ですが、同じく東京を中心とするコアファンが多いラーメンチェーンの筆頭は「ラーメン二郎」でしょう。

 

ラーメン二郎Wikipedia~ 

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ラーメン二郎

 

麺の上には、野菜(モヤシとキャベツ)と叉焼が載せられる。豚肉を主な材料とした出汁に、醤油味のタレを加えて調整する。三田本店を含めた殆どの店舗で自家製麺を行い、原材料として日清製粉の強力粉「オーション」を使用している。出来上がった麺は基本的に比較的太く、ごわごわした縮れ麺となっている。

 

 

f:id:yusk-d:20180601185918j:plain

ジロリアン」と呼ばれる熱烈なファンが多く、「二郎はラーメンではなく、二郎という食べ物である」という格言まであるほどの一種の宗教のような熱気を帯びております。

 

今日、中本をズルズルと食べながら、この両者には共通点があることに気づきました。

 

共通点1. 「自分との戦い」による段階的な成長実感

中本と二郎、それはどちらも、生半可な気持ちで挑むとやられてしまうほど、ある意味攻略難易度が高いことに気が付きます。

二郎は最も少ない「小」でさえ、ゆで前麺量300gと、通常のラーメンの2倍以上の量を誇ります。(私は小の少なめで限界です)

中本については、全メニューが辛さでレベル分けされており、辛さ3の「味噌タンメン」から辛さ10の「冷やし味噌ラーメン」まで、段階的に辛さを引き上げることが可能です。

いずれのラーメンも、食す際はある意味「自分との戦い」です。この「ちょっと頑張れば倒せる」感がチャレンジ精神と、食した後の爽快な達成感の原動力ではないかと考えます。

 

 

共通点2. 「3回食べたらハマる」中毒性

実は私、中本も二郎も、初回はどちらも「二度と食うか!」と印象はあまりよくありませんでした。正直初見でハマる人より、最初は中本の辛さや、二郎の圧倒的なギトギト脂と量にやられてしまう人が大半なのではないでしょうか?しかし、いずれのラーメンも、なぜか3回目以降、禁断症状が現れてきます。

パンチの効いた味わいからくる、圧倒的な中毒性が、ファンを虜にしていくのでしょう

 

共通点3. 一種の「コミュニティ」形成

攻略難易度の高い食べ物を達成した一種の成長実感や、その味からくる中毒性により、中本や二郎のファンは、もはやそれ無しでは生きていけない体に変化します。

中本の例では、周年祭と呼ばれる各店舗のオープン日を祝う行事があり、当日は二代目である社長の白根氏が店舗に現れます。その姿はまさに往年のアイドルを思わせる熱狂ぶり!もはやラーメンを食すというレベルを超越した、ファンとのコミュニティを形成しています。

一方、二郎は、イベントやプロモーション等はありませんが、「ジロリアン」だけがわかるローカルルールや注文の仕方、「ギルティ」と呼ばれる禁止行為など、二郎を食す際の不文律が存在します。まるで日本の伝統文化である「粋」のような、黙して語らない、わかる人だけがわかる、という二郎だけの世界観が存在します。

 

 

 

ここまで書いていて気づきましたが、これってプロダクトやサービスづくり、マーケティングにも応用できるとても重要な要素が詰まってますね。

  • ユーザー、カスタマーの程良い挑戦と達成感の演出
  • 繰り返し行きたくなる中毒性
  • ファンだけのコミュニティ形成(特別感の演出)

 

 

ラーメン業界は本当に出入りが激しい業界ですが、長きにわたってファンに愛される2つのチェーン店には、繁盛店となる共通項が多いんですね~